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ベルトのお話 その1

 ハイブリッドカーや電気自動車では使われていない場合もありますが、まだまだ自動車のエンジンにはベルトが使用されています。大きく分けて、エンジンの内部に使用されているタイミングベルトと、エンジン外部で補機類を駆動している通称外ベルトがあります。
 今回はタイミングベルトについて、機構ではなく、ベルトの品番についてお話します。

 上の写真は、ミツボシベルトさんのタイミングベルトの画像です。
メーカー名(MITSUBOSHI)、品番(MFHC2002)、ベルトの形状(101XR26)と続き、あとは注意情報と材質表記、製造国と続いています。
 ここで、ベルトの形状の数字、101XR26に注目してください。

 最初の101はベルトの歯数を表しています。いわば山の数です。下の裏面画像と一緒にご覧ください。
そして次のXRは歯の形状を表しています。これは山がどんな形をしているかを表している記号です。
最後の26はベルトの幅になります。ミリ単位なので、このベルトの場合幅が26ミリとなります。
歯の一番高いところの間隔をピッチと呼びますが、この長さがわかれば歯数がわかっているので長さを求める事も可能です。

 歯数とかの要素があり、一見して同じかわかりにくいタイミングベルトですが、交換前のベルトの数字を比べることで、簡単に判断することが出来ます。形状のアルファベット記号は、メーカーによって異なりますが、歯数と幅が同じなら、同じベルトだと判断できます。
 タイミングベルトを交換する際に、ご確認してみてください。

 外ベルトについての簡単な紹介動画です。

8つの強み

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