月: 2022年12月

ブレーキローターの交換作業(後編)

前回の続きです。

まずブレーキローターの取外しです。ハブに貼り付いてすんなり取れて来ない事も多く、そんな時のためにサービスホールが付いています。写真の黄色い矢印のところ2か所がそうです。

ここは、ねじが切ってあって、ここにボルトなどを入れて回していくと、ローターが浮き上がってくる
仕組みになっています。ただ、固着している場合は無理にねじ込んでいくとネジ穴がダメになってしまい、余計に手間がかかる事もあるので要注意です。

ご覧いただくとお分かりのように、ねじ込んでいくと裏側からネジが飛び出して来る仕組みです。

ローターを交換して、パッドまでつけたところです。ハブのみになった画像を撮り忘れました。
あとは、キャリパーを付けて終わりです。

交換前のローターです。

新品のローターです。

交換でブレーキローターとブレーキパッドのアタリもついて、ブレーキの効きもしっくりした感じがします。

追記(2023.04.17)
交換後約5000キロ走行しましたが、問題なく踏みごたえもしっかりあり順調です。

ブレーキローターの交換作業(前編)

 輸入車では比較的交換するイメージのあるブレーキローター。でも国産車ではあまり換える事のないイメージです。が、それでも多走行車になると、焼きが入ったり、ゆがみが出たりすることもあり、交換が必要になる時があります。

 ブレーキローターはタイヤと同じ回転数で回っている円盤です。これをブレーキパッドで挟んで回転を止めることが、ブレーキの動作になります。

 今回交換するのは、約22万キロ走行の小型乗用車のブレーキローターです。ブレーキパッドのあたり面にも、長年の使用で円周状に傷が入り、一部錆が残ったままの部分があります。この部分は、ブレーキパッドが当たっていない部分なので、それだけ制動力が落ちているという事でもあります。また、写真ではわかりにくいですが、ブレーキローターの一番外周のさびが残っている部分と、すぐ内側の光っている部分の間には、わずかですが、段差も生じています。

細かい手順は省略いたしますが、まず、このキャリパーをどかすところから始めます。

すると、キャリパーやブレーキパッドが取り付けられているマウンティングが現れますので、これも取り除きます。

これでブレーキローターが露になりました。

続きは、後編へ

8つの強み