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サーモスタットについて

前回、ウォーターポンプについてお話をいたしました。
エンジンの冷却水について、重要な役割をしているものにサーモスタットがあります。
これは、エンジンの冷却水の通路の途中に取り付けられており、ラジエターに流れる冷却水を調整しているパーツです。極端に言えば、冷却水をどれだけ流すかを決めているバルブです。

サーモスタットの画像
サーモスタットの一例

ある一定の温度になると、この弁が開き、ラジエターに冷却水が始める事でエンジンのオーバーヒートを防ぎます。
また、水温が低いときは、この弁は閉じたままで、エンジンにとって最適な温度になるよう調整しています。
ですので、サーモスタットに不具合が出ると、ヒーターが効きにくくなったり、オーバーヒートが起こります。

ジグル弁とは、サーモスタットが閉じている時でも空気が移動できるように設けられた仕組みです。
この弁がある事で、エア抜ができ、また無制限に冷却水が流れる事を防いでいます。

最近では、サーモスタットのカバーと一体型の物もあります。

一体型の例

このタイプは、サーモスタットと水温センサーがケースの中に収められています。

サーモスタットは重要な役割のあるパーツです。トラブルが起こる前に、予防的に交換するのも良いかもしれませんね。

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