クラッチ交換
クラッチの交換作業を行いましたので、構成部品であるクラッチカバーとクラッチディスクの新旧比較です。
まずはクラッチカバーです。
右側が新しいもの、左側がもともとついていたものです。プレートには円周状に引っかき傷がついています。この原因はクラッチディスクを見ればわかります。
上の写真が、プレート側になります。丸いワッシャのように見えているのが、実はフェーシングをとめているリベットです。摩耗が進んで、直接リベットが接触したため、クラッチディスク側に傷をつけてしまったのでした。下の写真は裏側ですが、こちらはフライホイール側になります。こちらにも少しこすれた後があります。ちなみに下の写真は新品です。
リベットまでの厚みをご確認ください。
写真を撮り忘れましたが、クラッチカバーのレリーズベアリングとの辺り面には段付き摩耗があり、レリーズベアリングにも異音とがたつきがありました。
クラッチ交換の際は、クラッチカバー、クラッチディスク、レリーズベアリング、パイロットベアリング(付いている場合は)をまとめて交換すると、安心です。